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全日本大会に初出場を果たした2008チームメンバー



<大会趣旨>
日本の自動車技術は世界をリード!!地球規模の環境・エネルギー問題に対応できる次世代の車両開発には、これまで蓄積された技術の継承ならびに新技術を創出する若手技術者の育成が必要!!
しかし、昨今の少子化・若者の理系(技術系)離れ&団塊の世代の大量退職という構造的人材不足を憂慮した社団法人自動車技術会が「大学生に、少しでも”ものづくり”を実際に体験しながら、これまで日本を支えてきた技術に対して興味を持ってもらい、人とのコミュニケーションを含め、学生時代に大いに”学んで”もらいたい」との狙いから車両開発に関する競技会の場を提供。この車両開発競技会が「全日本学生フォーミュラ大会」です。同大会では学生がチームを組んで自ら企画・設計・製作したフォーミュラスタイルの小型レーシングカーを持ち寄り、走行性能だけでなく、車両コンセプト・設計・コスト審査など、ものづくりの総合力を競います。
詳細は(社)自動車技術会のwebサイト http://www.jsae.or.jp/formula/jp/ をご覧下さい。

<競技・審査内容>
競技は大きく分けて以下の2種類があります。企画から設計に至るまでのエンジニアリングセンスに関する静的審査と実際に製作した車両の性能評価にあたる動的審査です。
 ・ 静的競技(Static Event): デザインイベント(設計審査)、コストイベント(コスト審査)、プレゼンテーション(発表審査)
 ・ 動的競技(Dynamic Event): 加速性能、旋回性能、耐久性能、燃費
2008年第6回全日本学生フォーミュラ大会の競技・配点一覧表は
こちら、競技進行の様子はこちら

<学生フォーミュラ活動の魅力>
新しいもの・技術を産み出していく難しさ

それを乗り越えた時の達成感・充実感

経験した者でしか味わうことができないエンジニアの醍醐味

<鍛え磨かれるセンス>
活動内容は自動車会社のエンジニアが実際に行っている車両づくりそのもの!!自然とプロのエンジニアに要求される能力が身に付いていきます。

 ・ 課題認識力
 ・ 各種設計・検討に必要とされる基礎学力
 ・ 自己の役割認識力
 ・ コミュニケーション力&行動力
 ・ プレゼンテーション能力

                 

          自動車業界への就職 ⇒ 将来自分の設計した車が世界中を走る

”自動車会社への就職なんて自分には無理”と思い込んでいませんか?夢でもなければ誇大広告でもありません。不況も関係ありません。必要な力さえ付ければ活躍の場は無限です。
                              詳細はこちら

<崇城大学チーム Sojo Project F>
下記色付の項目はリンクページにて詳細情報が表示されます。

2006年10月 チーム発足
2007年04月 
本田技研工業株式会社にエンジン支援依頼を提出し、プレゼンによる審査を経てエンジン提供決定
2007年04月 
レギュレーション(100ページにわたる英語表記のルールブック)を確認しながら車両設計開始
2007年09月 
第5回全日本学生フォーミュラ大会視察
2008年01月 
車両設計完了
2008年01月 第6回全日本学生フォーミュラ大会へエントリー
2008年02月 
車両製作開始(鉄パイプ1本からのスタート)
2008年03月 設計レポート(デザインレポート&スペックシート)&コストレポート作成開始
2008年06月 設計レポート提出
2008年07月 200ページにわたるコストレポート(図面含む)提出
2008年07月 書類審査通過 → 全日本大会への出場が認められる(カーナンバー:57)
         (国内外77チームエントリーして、66チームが書類審査通過)
2008年08月 
夏休み期間の突貫作業により車両完成
2008年08月 
HSR九州(大津町:本田技研熊本製作所に併設)にて自動車技術会九州支部主催の試走会に参加
2008年09月 
試走会でのトラブルを1週間で修正 → 学内へリポートでの試走(最終テスト)を経て大会へ出発
2008年09月 
第6回全日本学生フォーミュラ大会出場 ← チーム発足から2年の歳月を経て初出場を果たす!

全日本大会への初出場を果たして
とにかくあっという間の4日間でした。電装系のトラブルのため2日目までに全車検項目に合格できなかったために、順位的には58位と振るいませんでしたが、最終日に記念ラップとしてポイントが付かないながらも出走が認められたエンデュランスは感動的でした。チームを立ち上げ、喜び、苦しみながら車両を製作してきた日々が報われた気がしました。また、企業で実際に行われている設計・製作業務やプロジェクトの運営管理などを学生のうちに経験できたことも何より。自分で考えたアイディアを盛り込み、設計した部品一つが「製品」として出来上がるとそれだけでも嬉しくなるのですが、それら部品一つ一つが組み合わさり、マシンとして完成した時の達成感や喜びは他ではなかなか味わえるものではないと思います。



チームリーダー
横山 敏郎(よこやま としお)
機械工学科4年
三菱自動車エンジニアリング株式会社 内定